「60万円のキッチンと、200万円以上のキッチンでどんな違いがあるの?」と思われた方も多いのではないないでしょうか。
実は、システムキッチンの場合、キッチンのグレードの違いのみによって費用が決まるのではなく、数えきれないくらい様々な要素によって費用が変わります。
そこで、ここでは、主に費用の違いを生む要素についてご紹介します。
以下の要素を満たせば満たすほど、キッチン交換の費用は上がり、200万円を超える場合もあります。
キッチンの形状による違い
キッチンの費用は、キッチンの形状によっても変わります。一般的には壁付きのI型キッチンが一番安く、L型キッチンや、対面キッチンなど特殊な形状になれば費用が上がります。
キッチンの幅・奥行きによる違い
当然、キッチンの大きさが大きくなるほど費用が高くなります。一般的なI型キッチンの場合、間口は165㎝~300㎝の10~15㎝刻みの中から、奥行きは60㎝か65㎝の2種類から選ぶことができます。
ワークトップ・扉の素材による違い
ワークトップや扉の素材によっても費用は大きく変わります。一般的には、人造大理石やステンレス製のワークトップが多く、例えば、リクシルの最高級グレード「リシェル」の場合、熱にも汚れにも強いセラミック製のワークトップも選ぶことができます。
収納量や収納の使いやすさによる違い
価格帯が高いシステムキッチンであれば、収納量が多かったり、その使い勝手がよかったりします。
例えば、リクシルの最高級グレード「リシェル」では、力を入れずに開くことができ、斜めに開くことで収納量を増やした、アシストポシェット付きの収納になっています。
また、吊り戸も、一般的なものはモノが取り出すのに苦労しますが、追加で費用をかけると、モノの出し入れが容易な昇降機付きの吊り戸にすることができます。
コンロの種類や機能による違い
コンロも標準装備のものと、高いもので10円以上差が出ます。高いものになると、キズが付きにくく、掃除がしやすいコンロにできるほか、人気のIHヒーターにすることもできます。
水栓の形状や機能による違い
水栓の場合、金額に応じてデザインが良くなり、シャワーとして伸ばして使うようになります。さらに、金額が高いものになると、ハンズフリー機能が付いていて、手をかざすと自動で水が出る機能が付きます。
ビルトイン食器洗い乾燥機の有無による違い
食器洗い乾燥機をオプションで付けることもできます。食器洗い乾燥機は、その容量によって費用が変わり、およそ10万円ほど追加でかかると見込んでおきましょう。
オプションのカップボードの有無による違い
システムキッチンの本体以外に収納が欲しい場合、オプションのカップボードを付けることもできます。その場合、そのシステムキッチンのグレードや、設置するカップボードの大きさによって費用が大きく変わります。